頑張っているのになかなか成果がでないと、お考えの中学生のみなさんへ
こどもたちの学力をつけるためには、どういう指導が一番効果的なのかを真剣に考えて、取り組んでいます。
- 横ゼミ橋本教室は40年以上の歴史のある教室です。
- 生徒一人ひとりに対応した授業進度、授業内容で指導します。
- 類題演習をくり返しても、力はつきません。総合問題・融合問題演習に時間をかけて指導します。
- 5年間実施してきた確認テストの結果をもとに、集約した「5題くり返すだけで身につく総合問題克服プリント」を作り、指導に活かしています。
- 「力をつけるためには何が必要なのか」を探求し、変遷を重ね、現在に至っています。
- 頑張っているわりに成果がでないのは、力を入れなければならない、一番大事な、学力を伸ばすための勉強に時間をかけてないからです。こうした課題に取り組ませ、できるようになるまで指導します。頭を使わないとできない問題こそ重要だと考えています。
- 「指導と確認」はワンセットです。考え方があっているかどうかパートずつ確認します。間違った問題は個別に指導し理解をはかり、さらにくり返し確認して理解を深めるようにしています。
- 指導を担当するのは専任講師です。
塾の仕事は、生徒の「学力を伸ばすこと」
私は大学を卒業してからずっとこの仕事に携わっています。若い頃は教えれば生徒の学力は上がるものだと思っていましたが、そんなに簡単なものではありませんし、単純なものでもありませんでした。学力を伸ばすには、生徒に「やる気があること」、「基礎学力があること」はもちろんですが、「家庭環境」や「友達との人間関係」や「学校の先生との相性」など、様々なことが関わります。教えることで学力が伸びる場合もあれば、マイナスに働く場合もあります。つまり教えないこと(考えさせること)が学力を伸ばすことにつながる場合もあります。生徒たちがおかれている状況は様々です。では、どういう状況であっても効果を生む指導方法はないか、あるとすればそれは何なのかを考え検証し始めました。
基本レベルから標準レベルへとレベルアップする指導への取り組み
基本問題を定着させた上で、標準的な問題を指導しさらに応用レベルへと段階的にレベルを上げていく一般的な指導です。基本例題を徹底的に指導し、類題演習をくり返すことで1つ1つ定着させていきますが、いくつか終了した後、例題を集めた総合問題を演習させると、決まってできない生徒がいました。解法を忘れてしまうことが一番の原因ですが、解法を忘れてしまうということは、解法を覚えようとしていることが原因です。例題を参考にすれば正答にたどりつくことはできますが、内容が理解できていないことが原因でした。この課題を解決するにはどうしたらいいか考え、指導に取り入れ検証しました。その結果、総合問題の演習確認・指導が最も効果的だと分かりました。つまり頭を使わないと答えを出せない、識別しなければ答えをだすことができない問題に取り組ませることこそが一番効率的な指導だと判断しました。
*総合問題とは難しい問題ではありせん。いろいろな種類を含んだ問題です。
短期間に効果がでる英語
指導して分かったことですが、総合問題演習が一番効果を生む科目は英語です。英語の教材には総合問題がない、あっても量が少ないため十分な演習を行わせることができません。まずは英語の教材の作成から始めました。作成には時間がかかりましたが、生徒にやらせてみるとすぐに効果がで始めました。特に中1生の指導には欠かすことができない指導内容になりました。中1生の英語は土台にあたる内容です。中2生や中3生になって新しい単元を勉強してもなかなか伸びないのは土台にあたる内容が定着していないからです。中2・中3生でも最初にやらなければならないのは、この土台にあたる内容を定着させることです。ただし短時間にポイントにあたる内容をくり返し指導することが必要です。また、小学生から指導した生徒の効果は抜群です。中学進級後、得意科目になることは間違いありません。
集団指導から個別指導への変更
生徒によって、科目ごとのレベル、知識量、学力、演習のスピードは違います。教えてすぐできる生徒がいる一方、できない生徒がいます。内容を理解してから演習するまでの時間も演習のスピードも違います。集団授業では、理解できない生徒は理解できないまま次の内容に進まなければなりませんし、理解できる生徒は分かっていながら説明を聞かなければなりません。演習のスピード差を加えると、速い生徒と遅い生徒の違いはかなりの時間差になります。この時間差を埋めることは難しく、1つ1つの内容を定着させる前に先の内容に進まざるを得ない状況になります。つまり集団授業では生徒の自主性に頼らざるをえないことが数多くあります。もし自主的に勉強させる必要があるのであれば、最初から自分の力で勉強してできない問題を見つけ、できるようにしていくことの方が効率的であると判断しました。
次に生徒たちが自分の力でどこまでできるのか検証していきました。その結果・・・
☞例題・類題演習は教えなくても自力で演習できることが分かりました。自分のペースで進めることができるので、より理解を深めることができることも分かりました。但し理解しているかどうかの確認は必ず行わなければなりませんので、パートごとに確認して間違った問題は個別に指導して理解をはかるようにしてみました。
☞わかる問題とわからない問題をはっきりさせることは大切なことです。1つ1つクリアさせていくと、できない問題をクリアしようとする気持ちが生徒たちに芽生え、自主的に復習をするようになっていきます。できない問題を復習し定着させることが一番効率的な勉強方法です。私たち指導者側はできなかった問題を復習することが一番効率的なことを知っています。復習することを習慣にすれば宿題は必要ありません。宿題の目的の1つはできる問題とできない問題を再確認することです。できない問題をできるようにしていくことを習慣にできれば、教材が何であっても(学校の教科書・ワーク等)効果的な勉強に変わるのです。
☞おこなわなければならないことは
➀1パートの例題演習で、できる問題とできない問題を明確にすること
➁できない問題の指導を行い、できるようにすること
➂いくつかパートを集めた総合問題演習をし、できる問題とできない問題を明確にすること
④できない問題は再度指導すること
⑤➂➃ができるようになるまでくり返すこと
☞各学年の標準学力試験の結果検証
(2022年1月実施の標準学力試験 横ゼミ生全員の平均偏差値) *小数切捨て
国語 | 数学 | 英語 | 社会 | 理科 | 5科 | |
1年生 | 63 | 58 | 58 | 62 | 56 | 60 |
2年生 | 59 | 56 | 56 | 62 | 57 | 59 |
3年生 | 62 | 63 | 59 | 55 | 56 | 59 |
*教室に掲示されています。興味のある方はご来校下さい。